こんにちは、けいちゃんです。子供の食事の悩みは本当に尽きないですよね。授乳から始まり、離乳食、幼児食、普通食と段階ごとに悩みは異なりますが、今回は小学生の食事の悩みにフォーカスしていきたいと思います。
小学生の食事の悩みの中で、『食べない』という悩みがとても多いです。その原因と解決法を見ていきましょう。
目次
食べない原因
①食に関心がない
最近では、食べることに関心がない子供が増えているそうです。食べることが一番大好きな私からすると衝撃的ですが、なぜこの飽食の時代に食べることに関心がない子供が増えているのでしょうか?
実は、飽食の時代だからこそ、関心が薄いと言えるのです。子供たちは、お菓子や好きなものが難なく手に入る社会に生きています。そんな社会では子供たちは食べ物に憧れたり、ひもじい思いを抱えることもありません。こういう食に対する渇望感や飢餓体験の少なさが、食の関心を奪っているようです。
また、塾通いやコンピューターやゲーム遊びなどで体を動かす機会が少なくなってきているので、お腹が空かないのです。確かにスポーツしている子供としない子供の食事量は明らかに違います。
②お菓子でお腹がいっぱい
これはもう食事が入らなくて当然ですよね。
幼稚園の頃は、遊ぶときも親が付いているので、おやつやお菓子の量や食べる時間も比較的親が管理できていました。よそのお家に行っても断ることもできましたし、ママ同士コミュニケーションが取れていたのでお菓子のあげすぎは防げていました。
問題は小学生になってから。一人でお友達の家に遊びに行くようになると、どのようなものをどれだけ食べたのか全く分かりません。当然親の言うことも聞かないので食べるだけ食べて、夕飯は『まだいらない!』『お腹空いてない!』となります。当然ですね。またお菓子を食べさせたくないからと手ぶらで行かせるのも失礼になります。とても難しい問題です。
③生活習慣の乱れ
起床時間・就寝時間が遅い、もしくは決まっていない、欠食があったりなど生活習慣が不規則なのも食事を食べてくれない原因です。加えて親が共働きなどで十分な食事が作れない、出来合いものが多いなど親側の実践的行動が低いのも原因です。
食事の悩み【小学生編】解決法
①食に関心がない子供には…
食に関心がない、味わうことに関心がないということは、それだけにとどまらず、社会の出来事や自然環境に関心がないということ、つまりは生きることそのものへの関心が弱くなってしまうことにもつながりかねません。それだけ、『食』は大事なことなのです。生きることは食べること。食べることは生きることなのです!
なので、関心がない子供には料理や手伝い、買い物という体験をさせることがいいでしょう。
私は子供たちに、料理の手伝いをさせたり、買い物を一緒にしたり、さらには畑を借りて、野菜の世話を一緒にしたりしました。畑ではお芋掘りや、そのお芋で焼き芋を作ったり、流しそうめんをしたり、楽しい食育でした。
結論から言うと、そういうことをしたからといって、なんでも食べてくれるようになったわけではありません(笑)そんなうまくいきません(笑)子育てはそんな容易いことではないです。
しかし、こういう経験をさせてよかったと心から言えます。決して無駄ではありません。私の子供たちは現在、小学生と幼稚園生ですが、好き嫌いは相変わらずありますが、料理を作って家族に提供することが大好きです。幼稚園生の息子はフライパンを揺すって一丁前に煽ります。
手伝いや、買い物や、畑で一緒に作物を育てることがなんでも好き嫌いなく食べてくれることには繋がらないです。実際、私の子供たちの好き嫌いが治ったわけではありません。
ただ!大事なのは、
家族に楽しんでもらいたい、笑顔で美味しいと言ってもらいたいと思うことで起こす行動です!
好き嫌いを無くして欲しいのは、これはもうママが願う一番の希望です。しかし、生きる喜びに繋がるのは果たしてそこでしょうか?
食に関心を持たせるということは、そいうことだと私は思います。
なので、どんどん、料理のお手伝いをさせてあげてください!どんどん買い物を一緒にしましょう!買い物を一緒にするときのポイントは、必ず子供に選ばせること。野菜にしろ肉にしろ、魚にしろ、子供に選ばせます。できれば魚は切り身ではなく、一尾丸のままを見せてあげてください。お会計も、お金を触らせてあげましょう。
また、小学生高学年や中学生になると、塾や習い事で忙しくなり、料理づくりを楽しむ時間もだんだん減っていきます。だからこそ、小さなうちから食べることは楽しいと思えるような経験をさせてあげたいですね。
忙しくなってからも、イベント(ハロウィンやバレンタインなど)は一緒に作ってみる、たまに家族が集まれる時に鍋やホットプレートなどでワイワイ楽しむなど工夫ができるといいです。
間違いなく、生きることそのものへの関心が深まることでしょう。
②お菓子でお腹がいっぱいな時は…
これは大目に見ましょう。子供がお友達と遊びに行くときに「食べてこないでね」と言っても食べてきちゃいますね。お菓子を食べさせたくないからと、持たせずにお友達の家に上がり、子供が欲を抑えられずに、出されたお菓子に人一倍がっついたりしてひんしゅくを買うケースも少なくありません。これは避けたいですね。
お菓子でお腹がいっぱいな時は、夕飯は諦めるしかないです。食事のバランスは、1日だけで見ずに、2〜3日、あるいは1週間をベースに見ましょう。バランスのとれた朝ごはんや、給食をしっかり食べていれば問題ありません。遊びに行って、たくさんお菓子を食べたら夕飯がどうなるか、子供もだんだん分かってきます。ママは根性負けせず、毎回注意してあげましょう。一言声かけるだけでもいいです。「ご飯が入らなくなるから、お菓子はほどほどにね!行ってらっしゃい」と。
また、隠れてお菓子を食べるケース。これは私の子供たちがやらかします。隠れて食べるのは、◯◯をしたい!という欲求が抑えられないことからくる行動です。
見つからないように自分で考え、行動を起こすというのは自立心や自制心といった心の成長の表れです。なので、基本的には親に隠し事をしない子供はいません。逆にいうと、なんでも親に話してから行動をする子供は、許可をもらわないと行動できない、ということになります。それはそれで心配ですね。なので、お菓子に秘密を持てるということは、子供が健全になっている証です。
親に内緒で戸棚のお菓子を食べるにしても、「見つからないようにしなきゃ」「今しかない!」「1個だけならバレない?」などと状況判断しながら自分で考えて自分の欲求をコントロールしています。まさにカツオですよ!
ただ私の子供たちは隠すのが下手で、すぐバレます(笑)これで隠してるの?っていうぐらい下手くそなので。カツオにはほど遠いです(笑)まだまだ甘いですね。
ルールを破った時は、「これは〇〇だったよね?」と、ルールを示す。その上で理由を聞く。そこでお腹がすいたのであれば、そこでもうしっかりご飯を食べさせてしまう。学校から帰ったらすぐ夕飯でもいいと思います。空腹が一番の解決法です。
③生活習慣の乱れには…
これはズバリ親次第です。
決まった時間に起床、就寝。3食食べることの重要性。しっかり親が指導してあげないと成り立ちません。
またこれが難しいんですよね。こんなシンプルなことなのに。私も毎日子供達を21時前に寝室に向かわせるのに必死です。まあ自分から行かないし、何度言っても行動しません。逆算して何時にお風呂に入る、と考えることもしません。特に大型連休。夏休み、冬休みなどですね。私もついリズムが狂ってしまいます。
そこでお役立ちアイテムをご紹介します。
おうちの時間割ボード
マグネットなので、できたら裏返して、やったことが確認できます。
- やるべきことを子供が進んでできる
- 確認しやすい
- 時間が書いてあるので、時間管理が身につく
小学生のための生活習慣力アップノート
生活習慣が身につくノート形式の本です。
- できたら貼れるシール付き
- チェックシートで自分の得意不得意がわかる
- 今月の目当てカレンダー
- やること予定表
- 振り返りシート
子供のやる気を応援してくれる一冊です。
生活習慣が整えられれば、自然と食べるようになってきます。体のリズムは本当に大事なことです。
食事の悩み【小学生編】まとめ
子供の体を想うからこそ悩む食事。大人になったら食べられるようになるのは分かっていても、ついつい頭を抱えてしまいますよね。なかなか思うようにいかないことがほとんどです。
でも決して無駄なことではないので、どんどん今までお話ししたことを実践してみてください!
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