こんにちは、けいちゃんです。
小学生のお子様をお持ちのママさんの頭を悩ませるものの一つが、読書感想文という課題ではないでしょうか。
高学年になると、夏休みの課題で必須だったり、低学年でも課題にあったりしますが、読書感想文は書く機会が必ずあると思います。
そこで今回は、子供のやる気を削がない、読書感想文のロードマップをご紹介します。
目次
読書感想文の完全ロードマップとは
②下書き
③本書き
④読み直して確認するポイント
上記の感じで、それぞれ掘り下げてご説明していきます。
指定図書でも、自由に選ぶものでも、まずは読んだことが大前提です。
そして、ママに余裕があること。
時間的、心的に余裕がある日に、お子様に寄り添ってあげましょう。
90分で書く!読書感想文完成までのステップ
⒈感想文を書くにあたっての心構えと見通し
⒉下書き
段階①あらすじ
段階②一番印象が強かったところ
段階③もし自分が主人公だったら
⒊本書き
⒋読み直して完成!
これから順にご説明します
⒈感想文を書くにあたっての心構えと見通し
まずは、「読書感想文、というものを書いていくよ。」
「大きく二つに分けて、準備したら出来上がり!読んでもらうのが楽しみだね」
と、書く前に心構えと、見通しを立ててあげます。
いきなり「ほら、書いてって」や「分からなかったら聞いてね」はNGです。
「先生やお友達、みんなに向かってお話しするような感じで書いて欲しいんだ。楽しみね!」
と、読んでもらうことを楽しみにさせましょう。
⒉下書き
下書きには3つの段階を設定しました。
段階①あらすじ
あらすじを作ります。要約する作業ですね。
まずは、「どういうお話だったかな?」という問いかけから始めてみましょう。
「〇〇がどうで、〇〇ということがあって、これこれ、こうしたお話」
という、骨組みの部分を作ります。
読書感想文では、このあらすじを冒頭に書いても良いでしょう。
なかなかあらすじが完成しないわ…
書くとなると止まっちゃうみたい。
そんな時は、口頭でおうちの人を前に説明させると、いきなり書くよりも
やりやすいでしょう。
その時にメモを取ってあげましょう。録音してもOK。
段階②一番印象が強かったところ
一番印象に残ったところ(惹きつけられたところ)と、なぜ印象に残ったかの理由を書き出していきます。
「理由」に関しては、なかなかうまく言葉にできない子供もいます。
この言葉を引き出すのが、おうちの人の腕の見せどころです。寄り添ってあげる理由は、そこにあります。
どうやって言葉を引き出すの?
「あなたがこの読んだお話の中で、よく覚えているのはどこかな?」
と、言って、ページをいくつか出してもらいましょう。
そのページに、付箋を貼っておきます。
「じゃあ、これとこれについて書いてみよう。まずはこのページだね。
どうしてここをよく覚えていたのかな?」
「どういう場面だったか話してみて?」
ここで大事なのは、言葉を引き出す私たちが、
『本当にあなたの面白かった場面を知りたいな!』
と、思えているか、です。
できるだけ、こちらが先に言ったりせずに、子供自ら出してくる言葉を待ってあげましょう。
待てど暮らせど、言葉が出てこないわ…
そんな時は、
「ママはここが印象に残ったなあ〜。どうしてかというと…」
と、おうちの方自身も感想を伝えるのも、幅が広がります。
ここはちょっと踏ん張りどころかもしれません。
頑張りましょう!
段階③もし自分が主人公だったら
『あなたが(本の登場人物の)〇〇だったら?』というシリーズ的な質問をしてみましょう。
メモにとってあげてもいいです。
自分だったら…、と自分なりに物語を作って楽しく感じるでしょう。
下書きは以上になります。
3.本書き
メモに書いたものや、録音して文字にしたものをまとめて、清書していきます。
段落、句読点などに注意して、書かせていきます。
段階①、②、③を順序通りに書きます。
⒋読み直して完成!
ママやパパと一緒に読み直して、上手に書けていたら(表現できていたら)
ぜひ、褒めてあげてください。
お疲れ様でした!
以上で終わりになります。
90分で書く!小学生の読書感想文の完全ロードマップ【まとめ】
読書感想文や作文で綴る、その子ならではの文章力というのは、感性、言葉のシャワー、経験、書きたい!という主体性で育っていきます。
日頃から、物事に対してよく見ているか(興味を持って観察しているか)、
考えるより感じることができているか、といった視点を大事にすることが、
子供の文章力を育てます。
文章力は、大人になって社会に出てからも、大きな武器になります。
私の娘(小学4年生)は、普段から作文を書いているのですが、表現力がだいぶ付いてきました。
塾の作文コンテストでは入賞しました。
経験や、感じる力が、大きくなるにつれ、ものになっているんだな、と実感しています。
ぜひ、お子様にはたくさん、いろいろなことを経験させ、感じさせ、
言葉をかけてあげてください。
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