自己肯定感が子育てのカギ!やる気を育む言い方・接し方

こんにちは、けいちゃんです。

あなたは子育てをする中で、こんな悩みはありませんか?

しつけや生活習慣が、なかなか身につかない…

子供も私もぶつかり合って、お互いグッタリ…

これらの悩みは、子育てをしていく上で、必ずぶつかる壁です。

どうしていいのか分からず、毎日イライラしたり、とにかく身につくまで負けずに言い続けて、半ば意地になっていたり。

私はとにかく、分かるまで言い続ける派なので、毎日毎日、同じことを言い続けていました。

おかげで喉を痛めたり。言ってもダメなら手も出して、とにかく分かるまで、こちらもかなり意地になっていました。これは疲弊します。

でも、大丈夫!

ちょっと言い方や接し方を工夫するだけで、私たち親も、子供も、心が少しずつ変わってくるんですよ。

工夫って何?

どうしたらいいの?

子育てのカギは、自己肯定感です。

これから、お話ししていきます。

目次

自己肯定感とは?

子育てする上で、一番重要なポイントは、先ほども述べた『自己肯定感』です。

この『自己肯定感』が育まれていないと、しつけも生活習慣も、身につくのは困難なものになります。

自己肯定感が十分育まれた上で、初めてしつけや生活習慣が身につくのです。

では、自己肯定感とはなんなのでしょう?

自己肯定感とは、人生における自分の価値や、存在意義を認める感情です。

それってどういうこと?

自分を肯定して、ありのままの自分、どんな自分も受け入れている状態のことです。

もう一ついうと、自己肯定感と逆の感情は、自己否定。

どんな自分でもオッケーさ!

喜びも悲しみも、怒りさえも受け入れて、自分は生きてていいんだ!と存在価値を肯定できることなんだね

こんなことで喜ぶなんて…ちっぽけだな私。

■何にも役に立ってないよ私ってば。ダメダメじゃん。

■私、全然ダメだな。もっと頑張らないと!もっともっと…

■嬉しいけど素直に喜べない…


自分が抱いた感情に素直になれなかったり、自分の存在を否定し続けていると、自分のことが嫌いになり、生きづらくなってしまいます。

この、自己肯定感を土台にしていかないと、子供の力を十分に引き出せないよ、ということなんです。

それでは、自己肯定感を土台とした、やる気を育む言い方と接し方を見ていきましょう。

自己肯定感 【やる気を育む言い方】

まずはじめに…

普段から子供によくかけてあげたい言葉

ありがとう

助かったよ

嬉しいよ


これらの言葉は、時間はかかりますが、自分の存在は役に立つんだ!喜ばせることができるんだ!という自己評価が高くなります。

自己肯定感が芽生えるんですね。

この言葉のシャワーを、普段からよく子供にかけてあげてください。

子供を認める具体的な方法

2通りあるのですが、使い分けが必要です。

現状より上のレベルを求める言葉がけ

・もっと◯◯したら?

・もう少し〇〇しようね。

・どうして〇〇しないの?

こういう言葉がけで、もっと上のレベルに挑戦し、やり遂げられたら、それは大きな達成感になり、自信になります。

子供に余裕がないとき・疲れている時・元気がない時・自信を失っている時は、

現状を認め、肯定する言葉がけ

・よく〇〇しているね

・よく〇〇したね

※〇〇は、必ずプラスの言葉を入れる

【例①】(テストの点が悪かった)

苦手科目なのに、よく頑張ったね

【例②】マラソン大会で最後の方

運動苦手なのによく最後まで走ったね

自信を失った子供にかけると少しずつ、元気を回復していきます。

この2つの方法を使い分けましょう。どちらが正しい、というものではありません。

このことは、自信や元気をなくしているママやパパにも当てはまると思います。

私自身、母親や父親の何気ない言葉に傷ついたものです。

【子育てで自信を失っている時】

現状より上を求められる

もっと〇〇しないとダメだよ

しっかりあなたがしつけないと!

私は「ちゃんとしつけなさいよ」と母に会うたび言われると、カチン!ときて、

どうせ私が悪いんでしょ!と自分を責めたりしました。

この言葉がけは、この状況では不利ですね。

現状を認め、肯定する心がけ

あなたはこんなことはありませんでしたか?

幼稚園や学校の先生、周りの人からのこんな言葉

誰も助けてくれない中で、よく頑張って育児されていますね。

私はよく、近所に住むおばあさんから温かい言葉をいただいて、とても励まされて、元気が出るような気持ちになります。

このような言葉がけは、この状況に大いに力を発揮します。

子供も一緒なんです。

それから、「やればできる!」は、残念ながら褒め言葉ではありません。

まずは、できないんだな。とこちらが諦めてみる。

できない理由は、

・意欲がない

・能力的なもの

ホントにできない人に「やればできるのに」という言葉がけは、どうなると思いますか?

次第にやる気がなくなっていくでしょう。

【例】テストの点が悪かった

あなたはどうしても〇〇が苦手なんだね。

じゃあ、こっちはできてるから今はこっちに力を入れてみようか。

まずは、諦めてみる。

私の息子は公文に通っているのですが、算数が苦手なんです。

国語と算数、両方やらせていたのですが、本当に算数が苦手だったので、国語だけやらせることにしました。

主人や私の親はもちろん、「苦手な科目をやらせないと意味がない!」「苦手なものをできるようにしないと!」

と言います。

まだ幼稚園生ということもあり、私は算数に苦手意識を持って欲ほしくないと、

ならば好きな国語を今はやって、国語を伸ばしてあげようと思ったのです。

やればできる、で通していたら、学校に入学する前からもう算数は大嫌いになっているでしょう。

自己肯定感 【やる気を育む接し方】

ここでは、子供の発達段階に合わせた接し方を見ていきます。

0〜1歳→しつけよりも、自己肯定感。

生きてていいんだ!という気持ちを育むこと。子供の気分や欲求に応える。

1〜2歳→何でもイヤ!に対しては、自己主張を認めて付き合っていく。

ただし、言いなりになることではありません。ここが難しい!

従っても、反抗しても、ちゃんと自分を見ててくれているんだ、という自己肯定感が育まれます。

ママやパパの頑張りどころ。

2〜3歳→この時期までに、しっかり親子関係で何でも言い合える関係になっている(自己肯定感が育まれている)ことが大事。

なぜかというと、この時期から親以外(兄弟や友達)と接する機会が増え、自己主張のぶつかり合いになるためです。

ぶつかり合いの時に必要となるのが、親の支えなのです。

3〜5歳→簡単なルールを守れるように。

気分に左右されることが多く、できたりできなかったり。

他人の気持ちを理解できるようになります。

親が、何が正しいことなのかをきちんと教える。

間違ったら、どこが間違っているのか話し、次はどうしたらいいのか考えさせる。

どういう子になってほしいか、言葉にしてきちんと伝える。

繰り返しますが、心の土台、つまり自己肯定感が育まれていないと、いくらしつけを教えてもうまくいきません。

うちの子、手遅れじゃん!

もう小学生よ…

大丈夫!手遅れということはありません。

いつでも、気が付いた時にやり直せます。

時間はかかっても、必ず取り戻せます!

今までお話しした、やる気を育む言い方と、具体的な方法を今日からでも実践してみてください。

自己肯定感が子育てのカギ!やる気を育む言い方・接し方【まとめ】

自己肯定感を育む方法をお話ししてきましたが、そう簡単にはいかないのが子育て。時間もかかります。

親も子供も、ボタン一つで覚えるロボットではありません。

一番大事なのは、ママやパパに心の余裕があるか、です。

お話ししてきた声かけも、心に余裕がある時でいいんです。

できる時に、少しでもできたらいいんです。

ママやパパに元気がないと本末転倒です。

まずは、あなた自身を褒めてあげましょう。

こんなに大変な子育てを、あなたは頑張っているんですから。

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