子供と作ろう!美味しい味噌の作り方

こんにちは、味噌作り歴5年のけいちゃんです。

寒い冬は、味噌作りに最適な季節です。

作ったことがない方には、ぜひぜひオススメしたい手作り味噌。

今回は手作り味噌のレシピをご紹介します。

子供と作るのもまた楽しいですよ♬

子供でもお手伝いできるところも、合わせてご紹介します。

目次

子供と作ろう!美味しい味噌の作り方【材料】

味噌作りに必要な材料です。

以下の分量で約4kgの味噌ができます

■大豆1kg
■米麹1kg
(乾燥麹を使う場合は800g)
■塩430g
■種水用の塩43g
■種味噌250g
■アルコール大さじ2〜3
(焼酎やホワイトリカーなどアルコール度数が35%以上のもの。
※キッチン用のアルコールスプレーは避けてください
■重石用の塩800g
※ポリ袋に塩800gを入れたものを重石として使用



子供と作ろう!美味しい味噌の作り方【必要な道具】

味噌作りに必要な道具です。


■容器
(大豆1kgの場合、6L前後の容器を用意)
■大きめの鍋
(直径30cm前後のものがあると便利。もし、大きめの鍋がない場合は数回に分けて大豆を煮る)
■鍋またはボウル
(直径30cm前後のもの)
■ざる
(大きめのものがあると便利)
■フードプロセッサーやポテトマッシャー、ハンドミキサー、ポリ袋とめん棒など、大豆をつぶす道具
■ラップ
■新聞紙とヒモ(容器を覆うため)

便利なセットも販売されています。

セットによって、ビミョーに塩の分量などは違っても、作る工程は同じなので失敗なく作れます。

作り方も同封されていたりするので、いいですよ。

下準備をする(前日)

前日に、大豆を洗い、大豆の3〜4倍以上の水に入れ、浸しておきます。

水の量が足りないと、大豆が十分に戻りません。

大豆は水を吸収すると、約2倍の大きさになります。

①大豆を柔らかく煮る

鍋に大豆と、大豆の2倍の量の新しい水を入れ、3〜5時間煮ます。

途中アクを取り、お湯を足しながら、柔らかくなるまで煮ます。

※圧力鍋で煮る場合は、圧を抜くところに大豆の皮が詰まると危険なので、要注意!
このように、泡のようにアクが出てくるので、都度すくって取り除きます。
ヤカンにお湯を沸かしながら、様子を見てそのお湯を足しながら煮ていきます。

親指と、小指で軽くつぶせるくらいに柔らかく煮ると、潰しやすいよ♬

大豆の皮が入っていてもOK!

②水分をきる

熱いうちにザルあげ、煮汁をきります。

この時、煮汁は全部捨てずに、種水用として300ml取っておきます。

煮汁が熱いうちに、塩(種水用)を加え、種水(煮汁300mlに対して塩43g)を作ります。

乾燥こうじを使う場合は、ここで用意します。

乾燥こうじ800gをボウルに入れ、30℃以下のぬるま湯200mlを加えてかき混ぜ、30分ほど置いて戻します。

③大豆をつぶす

消毒したボウルに煮上がった大豆を入れ、マッシャーなどでペースト状につぶします。

お子様の出番!

マッシャーでつぶすのをやらせてあげましょう。

なかなか根気のいる作業だよ。

冷めるとつぶしにくくなるので、大豆が熱いうちにつぶします。

フードプロセッサーを使う場合は、大豆を数回に分けます。

回転しやすいように種水を大さじ3〜5くらい入れてペースト状にします。

④容器を消毒する

消毒のため、容器の内側をアルコールで拭きます。

容器によっては熱湯消毒NGなものもあるので、確認しましょう。

ちなみに、私が使っている久松のかめは、熱湯NGです。

フキンやペーパータオルなどにアルコールを含ませ、容器の内側を拭きます。

乾燥させたら容器の底に塩1〜2つまみ(分量外)をふり入れます。

⑤こうじと塩を混ぜる

鍋(またはボウル)に、米こうじ(乾燥こうじは②で戻したもの)と、塩430gを入れ、両手で下からすくい上げながら、かたまりがなくなるまで、すり合わせるようにしてよく混ぜ合わせます。

お子様の出番♬

こうじの香りや手触りを感じさせてあげましょう。

⑥大豆と種味噌を混ぜる

⑤に、つぶした大豆、種味噌を入れてよく混ぜ合わせます。

小指がスっと入るくらいの柔らかさになるまで、よーく混ぜ合わせます。

かたい場合は、種水を大さじ3〜6ほど、様子を見ながら入れます。

お子様の出番♬

泥んこ遊びが大好きなお子様には楽しいかも!?

こうじをつぶさないように注意しましょう。

汚れ防止に新聞紙を床などに敷いてね。

⑦味噌玉を作り、容器に詰める

よく混ぜた味噌を、おにぎり大に丸め、だんご状の味噌玉を作ります。

味噌玉を容器に3〜4個ずつ詰めて、上から手のひらや甲で押して、しっかり空気を抜きます。

これを繰り返し、最後は表面を平らにして、塩1~2つまみ程度を(分量外)振ります。

お子様の出番♬

おだんごを作って詰めていこう!

⑧表面をラップで覆い、重石をする

容器の内側とフチをアルコールでキレイに拭き、空気に触れないようにラップを貼り付け、重石をします。

重さが均等にかかるので、重石は塩袋がオススメ。

⑨封をして、冷暗所で保存

新聞紙を上から覆い、ヒモでしばります。

直射日光の当たらない、涼しい場所に置きましょう。

湿度・温度の高い場所、気温変化が激しい場所は避けます。


『天地返し』をするまで、かぶせた新聞紙はなるべく開けずに保管します

天地返し

梅雨明けに、味噌を空気に触れさせる『天地返し』をします。

やらないといけないものではないですが、天地返しをすることで、より発酵が進み、風味が増します。

天地返しは、まず容器の上から順に味噌玉を作って、全部作ったら、今度は同じ順に容器に詰めていきます。上の味噌が下にくるわけですね。

天(表面)と地(底)をひっくり返すので、『天地返し』といいます。

詰めたら表面を平らにし、塩(分量外)小さじ1程度を振ります。

カビが生えていたら…

その部分だけ、スプーンなどで取り除いて平らにし、アルコールで内側とフチを拭き、新たにラップをして新聞紙をかぶせます。

たまりが上がってきたら…

『たまり』とは、味噌からしみ出る液体のことです。

上がっていたら、味噌に混ぜ込みましょう。

美味しい味噌ができるように、天地返しはぜひ、やってみてね♬

塩を入れた重石を600~800gになるよう減らして軽くし、新聞紙で覆い、ひもでしばります。

仕込み後、6カ月ほど熟成させれば完成〜!

子供と作ろう!美味しい味噌の作り方【まとめ】

長い月日をかけてできた味噌は、格別です。

スーパーなどで買うものとはひと味も、ふた味も違います。

味噌の奥深い美味しさにビックリすることでしょう。

お子様とぜひ作ってみてください。

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